約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超がたった1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』がついにリリース!
鉄板の法則を「骨」とし、国内成功100事例で肉づけした著者の横田伊佐男氏。売れるコピーのエッセンスを知る前に、なぜ売れないコピーになるのかを知ることが第一歩だ、という著者に、その理由を紹介してもらおう。
2つのコピーを
比較してみる
商品を売るには、とかく「差別化」が求められる。本書では、商品自体にあまり差別化の余地がない自動車保険2社のキャッチコピーを比較してみた。そちらを参考にしてほしい。
1つ目が、ソニー損保のキャッチコピーだ。
「ソニー損保が選ばれ続ける理由」
(出典:ソニー損害保険株式会社、2013年6月時、WEB)
▶分析
キャッチコピーの役目は、一瞬で目を惹きつけ、次を読ますこと。本事例は、「〜の理由」とし、目を惹きつけている。
ちなみに「~の理由」は、次を読ませるための鉄板法則だ!
2つ目は、アメリカンホーム・ダイレクトのキャッチコピーだ。
「自動車保険は事故対応満足度 実績91.0%」
(出典:アメリカンホーム医療・損害保険株式会社、2013年11月時、WEB)
▶分析
文字で最も大きい「実績91.0%」がいいのか悪いのかという客観性に欠け、事故経験者はまだしも新規顧客にはわかりにくい。
結果として次を読みたい、と目を惹くキャッチコピーになっていない。