時間術の本では、細切れ時間の活用をアドバイスするものが多い。だが、実際の40代は細切れ時間だけでは仕事の成果につながりにくかったと後悔している。では、真にクリエイティブなことを行える「まとまった時間」はどのように確保すればいいのだろうか?シリーズ最新作『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から、一部を抜粋して紹介する。

【後悔リスト7】細切れ時間ばかりで、「まとまった時間」をつくれなかった

「じっくり考える時間」をどう確保するかというのは、時間が慢性的に足りない40代にとっては常に大きな悩みのようです。

 よく時間術の本などでは、細切れ時間を活用するというアドバイスがありますが、恐らくこれは真理でありながらも、細切れ時間だけでは仕事の成果につながりにくいという後悔を、多くの40代がしていることも疑いのない事実です。

 細切れ時間で行う仕事はどうしても「処理」という域を出ず、真にクリエイティブなことを行うには、ある程度まとまった時間、ルーティンの仕事や急ぎの仕事から離れて、じっくりと考える時間を定期的に設ける必要があったと諸先輩も言っています。正確には、設けるべきだとわかっていたのに、なかなかつくれないまま時間が過ぎてしまったことを嘆く人が多いのです。

 逆に、時間のやり繰りが上手で、仕事でもしっかりと成果を出している人は、ほぼ例外なく、定期的にじっくり考える「まとまった時間」を確保していました。では、日々の中でこの時間をつくることに成功した諸先輩がどんな工夫をしていたのかをご紹介しましょう。