多忙な40代のマネジャーにとって、会議の時間は悩みのタネだ。ムダな会議ほど時間を奪うものはない。では、時間を短縮しつつ、意味のある会議に変えるにはどうすればいいのか?1万人インタビューで聞いた先人たちの効果的な会議のやり方について、シリーズ最新作『40代を後悔しない50のリスト【時間編】』から、一部を抜粋して紹介する。
40代管理職ならではの悩みとして、会議の多さは常に上位にランクインされてきます。会議の種類も、チームの予実管理のための会議、何かを決めるための会議、対処策などを検討するための会議、企画案などを練るための会議、情報共有のための会議等々多岐にわたります。
しかも、会議の中には、結局何も決まらなかったり、発言する人が少なくて前に進まなかったり、逆に上司の独演会と化してしまったりと、完全に時間のムダだったと感じることも少なくありません。
では、会議の時間を短縮しつつ、もっと意味のあるものに変えるにはどうしたらいいのでしょうか。スタッフ部門の管理職だったA山さんは、転職によって偶然その方法を知ることになりました。前職の会社で平均2時間かかっていた会議が、転職先では常に30分で終了してしまうのです。念のためですが、会社の規模も業種もほぼ同じで、A山さんの業務にも変化はありません。
いい意味でのカルチャーショックというか、会議というのは運営次第でこんなにも短時間に同じ成果が上げられるのだというのを経験して、いかに前職のみんなが時間をムダに費やしているのか思い知らされました。