今年になって有名人の不倫報道が相次いでいる。特に6月7日~10日にかけては、ベッキー、三遊亭円楽、ファンキー加藤の3人が相次いで謝罪会見を開き、ワイドショーを賑わせた。
年明けから世間を騒がせ、好感度タレントから「悪女」に転落したベッキー、40代女性との「老いらく不倫」をスクープされた三遊亭円楽、アンタッチャブル・柴田英嗣の元妻とW不倫し、子どもを認知したファンキー加藤。立場はそれぞれだが、3人とも大量のフラッシュがたかれるなか、マスコミの前で関係者やファンたちなどに向かって、謝罪の言葉を述べた。
そもそも不倫は、当事者間の問題だ。著者も同じ考えを持つ一人だが、「当事者や関係者以外の『世間様』にまで謝る必要があるのだろうか」という意見もある。連日、ワイドショーやSNSなどで袋叩きにされる様は、まるで人民裁判のようではないか、と。しかし、有名人であるからこその影響力の大きさ、そしてファンへの裏切り行為に対して、厳しい断罪を求める声は根強くある。
実際に世間の人々は、3人の謝罪会見をどのようにとらえ、どのようなところに怒りを感じているのだろうか。リサーチ会社「ジーリサーチ」の協力を得て、全国の男女200人にアンケート調査を実施し、実態を探ってみた。謝罪会見を受けた視聴者の反応は、以下の通りだ。
Q不倫謝罪会見を観て、どのように感じましたか?
・ベッキー
許せない46%(男性51%、女性41%)
許せる54%(男性49%、女性59%)
・三遊亭円楽
許せない39%(男性35%、女性43%)
許せる61%(男性65%、女性 57%)
・ファンキー加藤
許せない57%(男性54%、女性60%)
許せる43%(男性46%、女性40%)
ベッキーの涙は「あざとさ」の証拠?
2015年2月度のビデオリサーチ「テレビタレントイメージ調査」によると、ベッキーの好感度は女性タレントのなかで5位。しかし、当たり前かもしれないが、騒動後の調査では、50位圏内から姿を消した。当初の記者会見では不倫を認めていなかったこと、またその後、まったく反省していないようなLINEでのやり取りが流出したことなどから、世間の逆鱗に触れた。スクープした週刊文春を「センテンス スプリング」と呼んだ迷言も話題になった。