・酒を飲まなくても、普通に寝られる

 もともと寝つきが悪く、ある時期から「酒を飲むと寝られる」と思い込んでいた筆者。そのことが酒を断てない大きな一因となっていたが、酒がない生活に慣れ始めた今では、普通に寝られるようになった。眠りも深く、夜中に起きてしまうこともなくなった。

 はじめは慣れないかもしれないが、そのうち以前より快適な睡眠が得られるようになる。どうしても寝られない場合は、酒に頼るよりも医者に相談したほうがどれだけ建設的か。

酒をやめれば、バラ色の人生が待っている?

 ここまでは、筆者が「酒をやめられない理由」として考えていたことが、いかに幻想かについて説明してきたが、以降からは酒をやめることで得られた「副産物」を紹介する。

・酒を飲んでいるときに沸き起こる感情は、本心なんかではない

 これは2つ前の項目にも関連することだが、酒を飲んでいた時に感じていた不満や憤りは、本心なんかではない。酒を飲んで沸き起こってきた感情は、その場の空気に左右されていることが多く、よくよく考えてみるとどうでもいいことだ。ただの一時の感情に過ぎず、本心ではないように思う。

 酒をやめてから些細なことで怒らなくなり、安定した精神状態を得られるようになった。愚痴っぽさがなくなり、前向きになった気がしている。

・二日酔いではない状態が、どのようなものか

 毎日飲んでいたから当たり前のことだが、筆者は年中、二日酔いの状態で過ごしていた。「二日酔いではない状態」がどういったものだったのか、久しぶりに思い出して、頭と体の軽さを実感している。たとえるなら、「小学生の夏休みの朝」といった感じだろうか。

・お金と時間が節約できる

 これも当たり前のことだが、思ったよりもずっとお金が節約できる。新生銀行が発表した「2016年 サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の1回の外飲み代は、平均で5102円にものぼるそうだ。浮いた酒代で自分への「ご褒美」を買うのもいいだろう。ちなみに筆者は、今度、新しいデスクトップパソコンを購入する予定である。

 また、酒をやめてから時間も有効的に使えるようになり、読書や運動などといった自分に投資できる時間も増えた。酒飲みが思っているよりも、1日の時間は長いのである。