日本ではプロのスポーツチームといえば長い間、NPBの12球団だけだった。それも首都圏に6球団、近畿圏に3球団が集中して、地域性はほとんど考えられていなかった。

 1993年にJリーグがスタートすると、その流れが変わる。当初は10クラブだったが、年を追うごとに参入するクラブは増えていき、現在ではJ1=18、J2=22、J3=13の計53クラブが全国各地にあり、地元の支持を集めるようになった。また、アマチュアの選手も混在するがプロ化の方向性を持つ日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)は1部が10、2部が10、3部相当のチャレンジリーグが12の36クラブ、同様のフットサルFリーグは12クラブあって、サッカー系を合わせると全97クラブもある。

 野球はNPBの12球団に独立リーグが3リーグ15球団、女子プロ野球が4球団で計31球団。

 そしてこの9月22日には新たなプロリーグとして組織されたジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ=Bリーグがスタートする。2つのトップリーグが統合されたBリーグは最初から全国のクラブが参入し、B1とB2が18クラブずつ、B3が9クラブで計45クラブ。

 このサッカー、野球、バスケットボールのクラブ・球団をすべて合計すると173もある。プロがプレーするリーグで戦うチームがこんなにあるのだ。しかも全国各地に。プロスポーツのチームと選手が身近なものになったのである。

 もちろんその多くは首都圏や近畿圏、地方でも大都市に集中しているが、スポーツに縁がなさそうな地域にもチームはある。たとえば東北地方。宮城県にはNPBの東北楽天、J1のベガルタ仙台があるし、山形県もJ1で4季戦ったモンテディオ山形がある。が、それ以外の4県はプロチームがあるといってもピンと来ない人も多いだろう。

 しかし、3県にはJ3のクラブがあって、J2、J1への昇格を目指しているのだ。秋田県はブラウブリッツ秋田、岩手県はグルージャ盛岡、福島県は福島ユナイテッドFCだ。ただ1県、Jリーグ参入に乗り遅れた青森県も青森ワッツというクラブがB2リーグに参加する。なお、Bリーグには東北6県すべてにひとつずつ参加クラブがあって、東北ダービーで盛り上がりそうなのだ。

 もうひとつプロスポーツチームの存在がイメージしにくい地域が山陰だが、鳥取県にはJ3のガイナーレ鳥取があるし、島根県にはB2に参加するスサノオマジックがある。