家族、友人に見せられない
経費もやめる

 経費とは、売上を上げるため、そして企業が存続するために必要なものです。必要なものなら堂々と経費にしましょう。ひとり社長なら、何を経費にしても日ごろは誰からも文句は言われませんし、見せる必要もありません。

 経費にするかどうかの1つの基準として、「家族や友人に見せても問題のないもの」というのがあります。実際に見せるわけではありません。見せても問題がない、うしろめたくないものを経費にしましょう。

「プライベートな経費」は、
常に見られている

 税務署から「払った税金が多すぎるよ」「この経費は入れてもいいよ」などというアドバイスがもらえるわけではありませんので、税金に関する知識、判断基準をしっかり身につけておきましょう。逆に、プライベートな経費には常に、目を光らせています。

 提出するのは決算書、税務申告書だけですので、税務署ではその詳細がわかりません。そのため、店側を調査したり(プライベートらしきものを会社名義で買っていないか)、ネットで調べたりします。「家族でハワイに行きました」とブログに書いてあり、その費用が経費に落ちていれば、当然バレるわけです。