あなたには、かなえたい夢や目標がありますか?その実現に向けて、具体的な行動に移せていますか?どちらもまだだけど、なんとなくもやもやしているこの現状から抜け出したいというなら、本連載がきっとお役に立ちます。『逆算手帳の習慣』(ダイヤモンド社)を上梓したコボリジュンコさんは、同書の中で、夢をかなえる具体的な方法を公開しています。本連載では、ふわふわした夢を現実に変える「逆算思考」と「手帳術」について、わかりやすく解説します。

ワクワクする未来を一枚にまとめると、夢の実現は早くなる

 

「未来を一枚の紙にまとめる」と、夢実現の可能性が高まる

 本物の望みがぼんやりと見えてきたら、いよいよ仕上げです。

 これから「ライフビジョン」という一枚の紙にまとめていきます。ここまでは旅行に持っていくモノをセレクトした感じ。これからやるのは、持ち物を分類してパッキングし、スーツケースに程よく詰め込んでいく作業に似ています。身軽だけど、必要なものはちゃんと揃っている。そんな旅の支度をイメージしてください。

 「こうありたい」「こうだったらいいな」という未来を一枚の紙にまとめると、それだけで夢の実現の可能性が高くなり、早く実現出来るようになります。

 それはジグソーパズルをやることをイメージするとわかりやすくなります。

 バラバラになった大量のピースの山があったとき、完成図を見ながらやるのと、何が完成するのかわからずに進めていくのではどうでしょう。

 完成図を見ながらジグソーパズルをやるほうが、断然早く完成するはずですよね。

 同じジグソーパズルでも、完成図があるかないかでは難易度が大きく違ってきます。ビジョンがない人というのは、人生の完成図を持たずに生きているようなもの。

 夢を実現させるには、実現した状態を目で見えるようにしたほうが有利なのです。