「ちっともお金が貯まらない」「ちゃんとしたいのに何もしていない」と悩んでいる人は、じつは「お金と向き合う重要性をわかっている人」だと言います。こう語るのは話題の新刊書『そのままやるだけ!お金超入門』を書いたマネーコンサルタントの頼藤太希さん。「忙しくて忘れてしまう」「しくみを勉強しても何をやればいいのかわからないので、やらずじまい」なだけだというのです。そんなマネー初心者のために、「そのままやればいい」頼藤さんのアドバイスをお贈りします。(マンガ:きたがわかよこ)

保険はタイミングPhoto: Adobe Stock

保険は最低限にしておきたいが…

 保険は、万が一のときにお金で困ることに備えて加入するものです。貯蓄や公的保障でまかなえるのであれば、保険は不要です。

 とはいえ、長い人生の間には、万が一のときに必要な保障の金額が増えることがあります。いくら支出の削減が大切だといっても、保険で本当に必要な保障まで削ってしまうと、いざというときに困ることになってしまいます。かといって、分不相応な、ムダな保険に入っているのは損です。ですから、保険は都度見直すことが大切です。

 保険料を見直して正しく節約できれば、毎月の貯蓄額も増やせますし、何より安心です。お金持ちになるために、ぜひチェックしてみてください。

保険が必要なタイミング

 社会に出て、結婚して、子どもが生まれて、住宅を購入してという具合に、私たちの生活は変化していきます。保険で用意すべき保障は、ライフステージによって大きく変わります。

 大きな保障が必要になるのは子どもが生まれてから。もしものことがあっても困らないだけのお金を遺してあげる必要があるでしょう。

 そこで保険を検討するわけですが、ここでもテーマは低コスト。一般的に、ネット生保の方が保険会社の手数料である付加保険料が安いため、コストカットができます。 

 また、健康に気を配ることで、健康体割引によってさらに保険料を安くできます。