「ちっともお金が貯まらない」「ちゃんとしたいのに何もしていない」と悩んでいる人は、じつは「お金と向き合う重要性をわかっている人」だと言います。こう語るのは話題の新刊書『そのままやるだけ!お金超入門』を書いたマネーコンサルタントの頼藤太希さん。「忙しくて忘れてしまう」「しくみを勉強しても何をやればいいのかわからないので、やらずじまい」なだけだというのです。そんなマネー初心者のために、「そのままやればいい」頼藤さんのアドバイスをお贈りします。(マンガ:きたがわかよこ)

トクするクレジットカードPhoto: Adobe Stock

手数料がかかるクレジットカードは1~2枚に絞りましょう

 財布の中をのぞいてみてください。クレジットカード、何枚入っていますか? 各クレジットカードのキャンペーンや特典にひかれて何枚も作ったはいいものの、あまり活用できていないという方は多いものです。

 さらに、中には使ってもいないクレジットカードの年会費をなんとなく支払い続けている方もいます。クレジットカードには年会費が永年無料のものもありますが、中には「初年度のみ年会費無料」「2年目以降は1回でも利用すれば年会費無料」「リボ払いにすれば年会費無料」などと、年会費無料の条件が定められているものも。クレジットカード作成時は「有料になる前に解約しよう」と思っていても、いつの間にか忘れて、そのままずるずると年会費を支払っている、というわけです。これほど無駄なお金もありません。

 お金持ちになるためには、クレジットカードは1~2枚に絞るのがおすすめ。残りのカードは解約してしまいましょう。クレジットカードを選ぶ3つの基準を紹介します。

クレジットカード選びの3つの基準

 クレジットカードは便利ですが、何枚も使うとポイントが分散して使いにくくなる上、支出の把握も大変です。ですから、1~2枚に絞って持つのがおすすめです。

 クレジットカードは、自分の行動パターン、生活圏内でお得に使えるものを選ぶのが基本です。その上で、還元率や付帯サービスをチェック。自然に高い還元率が得られ、付帯サービスが自分の生活に生かせるカードを選びましょう。

 そうして選んだカードに絞り込んで使うことで、お得になりますし、何よりポイントが集約して貯まりやすくなります。カードは闇雲に作るのではなく、戦略的に作りましょう。