「ちっともお金が貯まらない」「ちゃんとしたいのに何もしていない」と悩んでいる人は、じつは「お金と向き合う重要性をわかっている人」だと言います。こう語るのは話題の新刊書『そのままやるだけ!お金超入門』を書いたマネーコンサルタントの頼藤太希さん。「忙しくて忘れてしまう」「しくみを勉強しても何をやればいいのかわからないので、やらずじまい」なだけだというのです。そんなマネー初心者のために、「そのままやればいい」頼藤さんのアドバイスをお贈りします。(マンガ:きたがわかよこ)

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ふるさと納税はフル活用しなさい

 お金持ちは、税金や社会保険料といった控除されるお金(手取りを減らすお金)をなるべく節約したり、お得に支払ったりしたいと考えています。そのために毎年活用している制度のひとつに、ふるさと納税があります。「納税」という名前がついていますが、実際は各自治体に行う「寄附」です。

「お金が貯まらないのに寄附する余裕なんてない」と思われるかもしれません。でも、寄附をすると税金を安くできるうえ、各地の食べ物、雑貨、日用品など、お礼の品(返礼品)が受け取れるといったらどうでしょう。ふるさと納税をしなくても、税金は支払うのですから、したほうがずっとお得ですね。

 ふるさと納税の手続きは、ふるさと納税のポータルサイトを使えばとても簡単。ネットショッピングのような感覚で手軽にできるので、手順を押さえておきましょう。

お金が貯まるふるさと納税

 ふるさと納税は、応援したい自治体に寄附することで、実質2000円の自己負担でさまざまな返礼品を受け取れる制度です。2000円を超えた分は、寄附金控除によって所得から差し引くことで、税金を安くできます。

 寄附金控除の上限金額は人により違うので要チェック。上限まで寄附した方がたくさん申し込めるのでお得です。

 申し込み後、返礼品と寄附金の受領書が届いたら、寄附金控除の手続きをしましょう。

 ふるさと納税の返礼品のおすすめは日用品や日持ちする食品など。もらえば買わずに済むため、生活費を抑えることができます。