会社の社風に違和感を感じる人って結構いる。そうなると、今後この会社でやっていけるか不安になるよな。そういうときは、「2つの視点」を持って、自分の今後を考えてみるんだ―。いまさら聞けないカイシャのあんなことやこんなこと。“楽天的キャリアナビゲーター” 前川タカオがズバリお答えします!

A18:ちなみに仕事の中身も面白くないのか?

 上司や先輩の考え方、オフィスの雰囲気、服装、暗黙のルール、言葉づかい……。ひとつ気になり始めると、日が経つごとにすべてが古い気がしてきたりもするもんなぁ。リクナビCAFEのアンケートで、働きだしてどう感じたか聞いてみると、1位が「やっていけるか不安になった」で42.5%もいる。

 仕事内容の理想と現実のギャップでそう思う人も多いだろうけど、キミのように会社の風土に違和感を持つ人も結構いるものなんだ。実はオレもリクルートに入社した当初にすごい違和感を持ってた。毎日朝礼があって、全員で「今日も頑張るぞ!」って雄叫びをあげる。会社のなかは売上目標達成の垂れ幕だらけ。

 たくさんの雑誌を作っているマスコミという華やかな入社前のイメージはガラガラと崩れて、泥臭~い雰囲気に違和感だらけ。このままやっていける自信がまったく持てなかった。先輩たち全員が雄叫びあげてるのに、ポーズだけとって声はほとんど出してない自分が気持ちワルくて仕方なかった(笑)。

 当時はずっと思ってた。「ゼッタイこの空気に馴染んでしまっちゃダメだ。自分を見失わないようにしよう」ってな。そうやって自分のなかの違和感と必死に戦ってた。でもキミのように辞めようとまでは思わなかった。他にやりたい仕事も思いつかなかったし、そもそも仕事自体が面白くなってきたから。