第57回
「潜在的核保有国・日本」への不信 オバマが安倍から「核」取り上げた
山田厚史
オランダ・ハーグで開かれた核安全保障サミットで安倍首相は、プルトニウム・高濃縮ウランを米国に引き渡すことを表明した。今になって米国は危険極…
2014.3.27
元朝日新聞編集員で、反骨のジャーナリスト山田厚史が、世界中で起こる政治・経済の森羅万象に鋭く切り込む。その独自の視点で、強者の論理の欺瞞や矛盾、市場原理の裏に潜む冷徹な打算を解き明かします。
第57回
山田厚史
オランダ・ハーグで開かれた核安全保障サミットで安倍首相は、プルトニウム・高濃縮ウランを米国に引き渡すことを表明した。今になって米国は危険極…
2014.3.27
第56回
山田厚史
政府がまとめたエネルギー基本計画の原案を見ると、原発事故に対する「深い反省」の中身が見当たらない。いま現在、原発推進を口に出さないが、温暖…
2014.3.13
第55回
山田厚史
シンガポールで行われていたTPP交渉閣僚会議が、「大筋合意」にいたらないまま閉会した。新聞は、「長引けば経済政策に影」などと書いているが、…
2014.2.27
第54回
山田厚史
イエレンFRB議長の登場と共に金融の量的緩和縮小が米国で鮮明になった。FRBの政策が反転すれば、じゃぶじゃぶな金融による「覚せい剤効果」は…
2014.2.13
第53回
山田厚史
新聞の世論調査によれば、都知事選は自民党が推す舛添要一元厚労相が圧勝の勢いだという。反原発派が勝利するには、候補者を一本化するしかない。そ…
2014.1.30
第52回
山田厚史
近年稀な安定感を感じさせた安倍政権も2014年は波乱に揉まれるだろう。アベノミクスはの本質は「ブラシーボ効果」=「ニセ薬効果」にある。その…
2014.1.16
第51回
山田厚史
北朝鮮のナンバー2の張成沢氏が「国家への反逆」と断罪され、4日後に処刑された。この国の異常な出来事は、国際社会の経済制裁によって北朝鮮が追…
2013.12.19
第50回
山田厚史
特定秘密保護法が間もなく国会で成立しそうだ。本来この秋の国会は「成長戦略国会」になるはずだった。日本が直面する優先課題はどこに行ったのか。…
2013.12.5
第49回
山田厚史
安倍政権が特定秘密保護法案の成立を急いでいる。野党との修正協議は枝葉末節に過ぎない。秘密の妥当性を判断する「独立機関の設置」や「無期限の秘…
2013.11.21
第48回
山田厚史
いよいよ特定秘密保護法案の審議が始まる。自民党は今国会で成立を目指す構えだ。役所が勝手に機密を決め、未来永劫封印することも可能で、国民の「…
2013.11.7
第47回
山田厚史
28日にみずほ銀行は、暴力団融資事件の顛末を第三者委員会の報告書にまとめ金融庁に提出する。ポイントは3つ。(1)チェック体制はなぜ働かなか…
2013.10.24
第46回
山田厚史
消費増税はいかにして決まったか。財務省・経産省連合が安倍首相ブレーンたちの影響を排除し、増税決定にこぎ着けた。増税が決まるや、各自の利害に…
2013.10.10
第45回
山田厚史
ドラマ「半沢直樹」の最終回は42%という驚異的な視聴率を稼ぎだした。事実はドラマ以上に規模が大きく、策略に満ちている。半沢直樹はそれを白日…
2013.9.26
第44回
山田厚史
オリンピックの東京開催が決まり、日本は沸き返っている。だが、安倍首相が世界に公言したように放射能汚染水は完全にコントロールできるのか。東京…
2013.9.12
第43回
山田厚史
暮らしや社会の仕組みにこれほど影響する国際交渉はめったにない。ところが我が国の代表がどんな主張をし、いかなる交渉をしているか、その姿を国民…
2013.8.29
第42回
山田厚史
8月15日、靖国神社に参拝したのは「小粒の閣僚」だけだった。地金をむき出すことは思いとどまった安倍首相だが、満たされぬ思いが噴出する先は集…
2013.8.19
第41回
山田厚史
日本のTPP参加に歩調を合わせるかのように、アフラックと郵便局の提携が明らかになった。農業分野で米国から譲歩を引き出すために、官邸の意向が…
2013.8.1
第40回
山田厚史
目前に迫った参院選は自民党独走の情勢だ。なぜ、反自民リベラルは一本化できないのか。そこでは、敗北の美学、細部の違いにこだわる内ゲバ体質、連…
2013.7.18
第39回
山田厚史
中国の金融市場に不穏な空気が漂っている。波乱の背景にあるのは「影の銀行」の存在。崩壊すれば地域に深刻な打撃を与え、共産党独裁体制の基盤を揺…
2013.7.4
第38回
山田厚史
北アイルランドで開かれたG8では、アベノミクスが高く評価されたという報道ばかりが目立つ。だが、最重要課題は租税逃れをする多国籍企業とタック…
2013.6.20