菅義偉前首相の独占インタビューを全4回にわたってお届けする。
#1「新型コロナウイルス対策」
新型コロナウイルス対策だ。当初は遅れが指摘された日本のワクチン接種。その遅れを取り戻そうと、1日当たりの接種回数を当時の約5倍となる100万回にすると宣言し、菅前首相は周囲を驚かせた。その宣言の裏にあった、100万回という数字の根拠とは何か。そして、実現に当たって縦割り行政をどのようにぶち壊したのか。
#2「携帯電話料金の値下げ」
「携帯電話料金は4割程度下げる余地がある」という発言とともに菅氏の政策の代名詞となった携帯料金値下げ。特定の業界や企業の経営に政治が介入することについて「批判があるのは当然分かっていた」という菅氏は、「だから正論から入った」と明かす。「4割値下げ」の攻防と、菅氏がキャリア3社に突き付けた“正論”に迫る
#3「経済政策・成長戦略」
官房長官として支えた第2次安倍政権と、自身が率いた菅政権の経済政策を取り上げる。菅政権で掲げた4大成長戦略の中には、Twitterで「20万いいね」もの反響を集めたものもあったという。GPIF改革やTPP協定交渉、ふるさと納税、少子化対策といった政策実行の裏側を本人に語ってもらう。
#4「インバウンド政策」
安倍晋三元首相とドナルド・トランプ前米大統領の首脳会談や、菅前首相によるワクチン外交の舞台となった迎賓館赤坂離宮。その一般公開にこぎ着けたことこそ、日本のインバウンド政策において重要な「前例踏襲主義の打破」を実現した例だと、菅氏は語る。知られざる官僚たちとの攻防戦の舞台裏を明かす。