また、説明会に登壇する先生たちの顔を見るときも、ペラペラと喋るノリノリの先生ばかりを「いい先生」と思わないように注意してください。目立たないけれどうんうんと静かに話を聞いてくれる先生、生徒たちがたわいのない話をしていても静かに受け止めてくれる先生。そういう先生の存在に気づけるかどうかが、学校選びの精度を大きく変えます。

「どんな学校に行きたい?」と聞くのはNG
子どもの本音を引き出すには

 子どもと志望校の話をするとき、いきなり「どんな学校に行きたい?」と聞いてもうまくいきません。中学校がどういう場所かのイメージすら持っていない子に、選択を求めるのは酷というものです。

 まず「中学って小学校と何が違うと思う?」というところから始め、一度手近な学校に見学に連れて行くことです。見学後も「この学校どう思う?」と問い詰めるのではなく、親自身が「トイレがきれいだったな」「あの先生が話しかけてくれたのはよかった」といった自分の感想を気軽に話してみる。そうすると子どもも、自分が感じたことを言いやすくなります。

 また、日頃からわが子が「何をしているときに喜んでいるか」「どんな友達が好きか」「どんな場所でわくわくするか」を観察しておくことも大切です。

 みんなと一緒に頑張って1位を取ったときに目が輝くのか、一人で難しい問題を解けたときにイキイキとして楽しそうなのか。その子の喜びの源泉がどこにあるかを知っていれば、学校選びは自ずとシンプルになります。

データ重視の親が陥る、志望校の
「スペック選び」に気をつける

 私がこれまで関わってきた家庭の中で、特に注意が必要だと感じているのは、ビジネスの第一線で活躍されているような親御さん(特にお父さんに多い傾向があります)です。

 仕事と同じ感覚で学校を判断してしまい、「その学校に行くと何ができるのか」「どんな実績があるか」といった結果と数字に目を向けがちになるからです。