
マイケル・スペンス
「ブラックスワン」的な想定外の展開にさえならなければ、新型コロナ禍によるグローバル経済の落ち込みは一過性のものにとどまるとノーベル賞経済学者のスペンス教授は分析します。大きな根拠の1つは、中国におけるデジタル経済の急速な拡大です。

香港のデモとフランスの「黄色いベスト」運動には驚くほどの類似点がある。後者は増税が引き金になったが、運動に勢いを与えたのは国民の一部が抱く経済格差への深い不安だとノーベル経済学賞受賞者のスペンス教授は指摘する。

中国の統治モデルは西側諸国で危険と見なされているが、自由民主主義にも多くの欠陥があるとノーベル経済学賞受賞者のマイケル・スペンス教授は指摘する。

第6回
主要国の経済政策は第2次世界大戦後、「失業」を軸に展開されてきたが、そのアプローチではもはや不十分だとノーベル経済学賞受賞者のマイケル・スペンス教授は指摘する。同氏が重視するのは人々の幸福(厚生)だ。
