大澤博隆

(おおさわ・ひろたか)
筑波大学 システム情報系 助教

慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。2013年より現在まで、筑波大学システム情報系助教。ヒューマンエージェントインタラクション(HAI)、人工知能の研究に幅広く従事。HAI研究室主宰者。2018年よりJST RISTEX HITE AIxS プロジェクトリーダー。共著に『人狼知能 だます・見破る・説得する人工知能』『人とロボットの〈間〉をデザインする』『AIと人類は共存できるか』『信頼を考える リヴァイアサンから人工知能まで』など。人工知能学会シニア編集委員、日本認知科学会会員、日本SF作家クラブ理事。

メタバースから約100年前、ビジネスに影響を与えたSFのコンセプトとは
大澤博隆
もはやSFの言葉ではない。いま、「メタバース」がビジネスに大きな影響を与えようとしているが、そのはるか昔、1920年にチェコの一作家が生み出したコンセプト「ロボット」がもたらしたインパクトはそれ以上といえるだろう。ロボットは、誰もが知っていながら、その定義は曖昧だ。それほど社会全体に浸透し、活用方法の枝葉が広がっているともいえる。このコンセプトが社会に一般化したトレンドをたどることで、新しい言葉によって変わるこれからの社会が見えてくる。
メタバースから約100年前、ビジネスに影響を与えたSFのコンセプトとは
人は何歳まで健康に生き続けられるか、サイボーグ技術が変える生活スタイル
大澤博隆
最近の最も注目を集めるキーワードとなった「メタバース」。前回はこの概念のルーツとなる「サイバネティックス」という学問を取り上げたが、サイバネティックスが生み出したもう一つのトレンドが「サイボーグ」である。SFヒーローもののセオリーと思われているこの技術は、現在、社会のあらゆる課題解決の手段として注目されており、その先に大きなビジネスの市場が広がっている。
人は何歳まで健康に生き続けられるか、サイボーグ技術が変える生活スタイル
サイバースペースに生まれたメタバースやアバター、これらにつながるSF界のビジョナリーとは
大澤博隆
ビジネスにおける長期的な視点をいかにつくるか、そのアプローチを示した『SF思考 ビジネスと自分の人生を考えるスキル』。その監修者であり、筑波大学HAI研究室主宰者の大澤博隆氏は、現在のビジネスにおけるキーワードの多くは、SF作品によって示された概念にたどり着くという。メタバースがトレンドとなった今、「サイバースペース」はビジネスをつくる場として新たな局面を迎えようとしている。30年前のSF作品で描かれたこの概念を、さらにたどって行くと、あるビジョナリーが浮かび上がってくる。
サイバースペースに生まれたメタバースやアバター、これらにつながるSF界のビジョナリーとは
シミュレーション科学の発展に影響をおよぼした架空の学問とは
大澤博隆
製品やビジネスモデルの開発アプローチとして、SFが大きな注目を集めている。『SF思考 ビジネスと自分の人生を考えるスキル』でも、SFによって生み出された製品やサービスが数多く紹介されているが、SF作品のその後のつながりをたどって行くと、ビジネスの理論や概念、手法といった、大きなトレンドへの影響も見てとれる。本連載では、筑波大学HAI研究室主宰者で日本SF作家クラブの理事も務める大澤博隆氏が、SFが生みだすトレンドに注目し、次のビジネスへのヒントを探る。1回めのキーワードは「シミュレーション」。産業や社会の未来を見通す科学的手法の成り立ちを探ると、架空の学問にたどり着く。
シミュレーション科学の発展に影響をおよぼした架空の学問とは
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