ブランコ・ミラノビッチ 経済学者 1953年生まれ。「エレファントカーブ」のモチーフによって先進国中間層の所得の伸び悩みを指摘し、所得分配と不平等に関する研究で世界的に知られている。世界銀行調査部の主任エコノミストを20年間務めた経験もある。主な著書に、『不平等について』『大不平等』『資本主義だけ残った』(みすず書房)など。 先進国の「中流崩壊」を見破った格差研究の権威が、グローバル化を見限るなと語る理由 ブランコ・ミラノビッチ 世界銀行の主任エコノミストも務め、日本などの先進国中間層の成長率の鈍化を見破り、的確に分析したブランコ・ミラノビッチ氏。この記事では、グローバル化によって、立場を脅かされる人に向けた処方箋を紹介。なぜ「富の再分配」が大切なのか、を詳しく説明。最新刊『2035年の世界地図』で描いた資本主義の未来予想図を、本書から一部を抜粋・再編して大公開します。 2023年3月27日 3:10