石井妙子 ノンフィクション作家 1969年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。白百合女子大学国文科卒業。同大学院修士課程修了。2021年、『女帝小池百合子』(文藝春秋)で第52回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。作品に『原節子の真実』(新潮社/第15回新潮ドキュメント賞受賞)、『おそめ 伝説の銀座マダム』(新潮文庫)、『日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち』(KADOKAWA)、『魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣』(文藝春秋)など。 女好きにもほどがある!高杉晋作と伊藤博文、明治維新の英傑を支えた女の覚悟とは 石井妙子 松下村塾の門下生で兄弟分の間柄だった高杉晋作と伊藤博文。彼らは理想に燃える一方、奔放な女遊びに走った。そんな2人を支えたそれぞれの妻マサ、梅子。そして高杉の妾のうの……時代に翻弄されながらも運命を切り拓いた女たちの生涯を追う。本稿は、石井妙子『近代おんな列伝』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。 2023年12月1日 14:00