2024.8.8 「おとーさーん!」高齢の遺族が子どものように泣き声をあげた理由 旧軍の戦死者たちの遺骨は、アジア太平洋の各地域で、本土帰還の日を待ちわびている。彼らを捜索する作業は残された者の義務だが、地下に張り巡らされた壕内部に1万柱が埋まっている硫黄島は、とりわけ過酷な現場だ。島に渡った筆者は、初日の現場…
2024.8.7 父が少年に伝えた最後の手旗信号「たった6文字の言葉」に涙が止まらない 小笠原諸島最大の島であり、太平洋戦争で亡くなった2万人のうち1万人の遺骨が見つかっていない硫黄島。なぜ日本兵1万人は消えたままなのか?民間人の上陸が原則禁止された硫黄島に4度上陸した新聞記者が綴った“硫黄島の真実”とは?本稿は、酒井聡…
2023.12.29 「指1本を切り落とし、ガーゼに包んでバッグに入れ…」99歳元陸軍伍長が生き抜いた“硫黄島の戦い” アメリカ海兵隊の創設以来、もっとも過酷だったとされるのが、1945年の硫黄島をめぐる戦いだ。攻めるアメリカは3万弱の戦死・戦傷者を出す大損害をこうむったが、一方、2万の兵で守る日本軍の致死率は95%にものぼり、生還者はわずか1000人ほど。そ…