苅尾七臣 (かりおかずおみ) 自治医科大学循環器内科部門教授 自治医科大学大学附属病院循環器センター・センター長。1987年自治医科大学卒業。米国コーネル大学医学部循環器センター・ロックフェラー大学Guest investigator、自治医科大学循環器内科学講座講師、コロンビア大学医学部客員教授、自治医大COE (Center Of Excellence) 教授などを経て、2009年から現職。15年から自治医大地域医療循環器先端研究開発センター (JCARD) 教授、18年から自治医科大学附属病院循環器センター・センター長兼任。英国・ロンドン大学医学部客員教授、韓国・延世大学校学外教授、中国・国家心血管病センター/中国医学科学院阜外医院・Distinguished professorなども務めている。専門は循環器病と老年医学。高血圧と心血管疾患の病因・治療のエキスパートとして、血圧変動の要因解明と予防・啓発に力を入れている。 ヒートショックを起こさない室温は?香川、大分、鳥取……温暖な地域ほど要注意 苅尾七臣,福島安紀 朝晩の冷え込みが厳しいこの季節、中高年が特に注意したいのが、ヒートショックだ。ヒートショックは、急激な温度変化によって心筋梗塞、脳卒中、大動脈解離などを起こすこと。交通事故による年間死亡者数(2023年は2678人)を大きく上回り、年間約1万9000人が入浴中に命を落としているとの推計結果もある。防ぐためには、自宅の室温がカギを握ることが国内外の研究で明らかになってきた。 2024年1月22日 19:00