飯村周平
孤独を感じる、自信がない…学校が自分の居場所と思えない子が出す「つまずきのサイン」
新しく入った高校にいつまでも所属意識を持てない、クラスメイトや先生からのサポートが感じられない、自尊心が著しく低下する……。高校に入学して2カ月ほど経っても子どもたちがこのような心境でいるなら、それは「つまずきのサイン」だという。本稿は、飯村周平『高校進学でつまずいたら 「高1クライシス」を乗り越える』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

入学式で繰り返される呪いのような「祝辞」、子どもを縛りつける「大人たちの願望」とは?
「心」の「発達」という視点からみると、高校進学は心の「クライシス(分岐点)」になりうる。高校に進学することは、良い方向にも悪い方向にも心が変化するきっかけになる出来事であり、それ自体は良いものでも悪いものでもない。発達心理学者が、子どもたちの心をつまずかせるかもしれない要因を探った。本稿は、飯村周平『高校進学でつまずいたら 「高1クライシス」を乗り越える』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

社交的な生徒も危ない!高校3年間を台無しにする「高1クライシス」の正体
人間関係が大きく変わる、通学時間も長くなる、授業や部活についていくのが大変になる……。高校進学に伴う環境の変化が心に及ぼす影響は「高1クライシス」と呼ばれている。学習や生活面での変化に適応できず、心の不調を起こしてしまう新入生は決して少なくないのだ。発達心理学者が、新生活で起こる可能性がある「心のつまずき」を丁寧に解説していく。本稿は、飯村周平『高校進学でつまずいたら 「高1クライシス」を乗り越える』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。
