
高瀬文人
朝ドラ「虎に翼」の放送が最終週を迎えている。日本初の女性裁判官、三淵嘉子をモデルにした寅子(ともこ)を主人公に、日本の司法の流れを総覧してきたドラマだが、先週放送された第25週「女の知恵は後へまわる?」では、実際に法曹界で起きた事件「ブルー・パージ」について描かれた。当時の若手裁判官たちに対し、実際には、ドラマ以上に苛烈な処遇がなされたこの事件。当事者となった裁判官たちがその後どんな人生を歩むことになったのかを紹介したい。

過疎化による乗客減、台風などの災害による寸断、親会社の撤退……全国のローカル鉄道が直面する難題に約50年前から立ち向かい、経営危機を乗り越えてきた会社がある。本物の蒸気機関車を使った「きかんしゃトーマス号」で知られる、静岡県の大井川鐵道だ。6月末に、いすみ鉄道やえちごトキめき鉄道での実績で知られる鳥塚亮氏が新社長に就任したその前日、“社長最後の日”の鈴木肇氏に話を聞いてきた。
