今井悠介
誕生日プレゼントは100均、ハンバーガーセットは半分こ…シンママが涙した切ない理由
現在、ひとり親世帯の半数が相対的な貧困の生活水準にある。ひとり親の多くは日々の生活をこなすためにお金も時間も精一杯で、切り詰めた生活をしても自転車すらも買ってあげられないのが現状だ。子どもたちはしばしば親の苦労を察し、「やりたい」と思う気持ちに蓋をすることがあるという。シングルマザーとして子ども2人を育てながら働く女性の声を聞いた。※本稿は、今井悠介『体験格差』(講談社現代新書)の一部を抜粋・編集したものです。

子どもの「海外体験」を買う富裕層、「近所のお祭り」すら行けない低所得層…体験格差は親の自己責任か?
子ども時代にさまざまな体験をすることは、ただ楽しい思い出を得られるというだけではなく社会情動的スキルを育て、将来に対しても長期的な好影響を与える効果があるという。しかし実際は、高所得家庭の子どもは高額な海外ツアーに参加している一方で、低所得家庭の子どもは近所のお祭りに行くことさえも難しい。子どもに与えられる体験と量と質は、結局カネ次第なのだろうか。 ※本稿は、今井悠介『体験格差』(講談社現代新書)の一部を抜粋・編集したものです。

「世帯年収600万円以上」と「300万円未満」子どもの体験格差を示す衝撃データ
日本では7人に1人の子どもが貧困状態にあり、OECD加盟国で最悪の水準だ。これが子どもたちの「体験格差」にも現れている。スポーツや音楽などのクラブ活動、キャンプ、旅行、お祭り、博物館や動物園に行くといった体験がゼロの子どもが、年収300万円未満の低所得家庭では3人に1人もいるという。その実情とは。※本稿は、今井悠介『体験格差』(講談社現代新書)の一部を抜粋・編集したものです。
