コモナーズ・キッチン
マーマレードを見れば階級がわかる?エリザベス女王も愛した“イギリスの国民食”の「甘くない裏側」
甘くてほんのり苦いマーマレードは、イギリスでは貴族も資本家も労働者も好んで食するジャムだ。しかし、マーマレードとイギリスの関係性を紐解いていくと、そこには産業革命、人種差別、階級意識に翻弄されたイギリスのほろ苦い側面が見えてくるのだという。※本稿は、コモナーズ・キッチン『舌の上の階級闘争「イギリス」を料理する』(リトル・モア)の一部を抜粋・編集したものです。

肉を焼いただけなのに…ローストビーフがイギリスで「愛国主義の象徴」になった歴史が面白すぎた!
牛肉の塊をオーブンで蒸し焼きにし、薄くスライスしてグレイビーソースをかけて食べる「ローストビーフ」はイギリスの伝統料理だ。しかし、イギリス人にとって「ローストビーフ」はただの料理ではなく、18世紀を通じて昇り調子であった大英帝国の富と権力の象徴として捉えているのだという。その理由をイギリスの歴史的背景から紐解く。※本稿は、コモナーズ・キッチン『舌の上の階級闘争「イギリス」を料理する』(リトル・モア)の一部を抜粋・編集したものです。

こりゃ英国紳士も食べたくなるわ…フィッシュ&チップスが「労働者のクサい飯」からソウルフードになったワケ
カリカリに揚げた白身魚のフライに、ザク切りのポテトフライを添えてアツアツの状態でかじりつく……イギリスを代表する国民食と言えば『フィッシュ&チップス』だ。かつては大英帝国を支える労働者階級が食べる“クサい飯”だったこの料理が、いかにしてイギリスを代表するソウルフードになったのか?※本稿は、コモナーズ・キッチン『舌の上の階級闘争「イギリス」を料理する』(リトル・モア)の一部を抜粋・編集したものです。
