前屋 毅
「試験はしない」「生きぬける子を育てる」異色の学校が追求する、本当に“多様な学び”とは?
不登校とされた小中学生はいまや過去最多の30万人を超え、その受け皿としてフリースクールやオルタナティブスクールなどが広がりつつあること、またそうしたスクールが“既成の学校”とは何が違うのかを、前回は取り上げました。本稿では、前屋毅さん著『学校が合わない子どもたち』(青春出版社)から、湘南ホクレア学園というオルタナティブスクールの取り組みや理念を通して、日本の教育の多様化の必要性をご紹介します。

立ち上がったり、席を離れたりする子が続出…それでも授業が成立する「学校ではない学校」の秘密
文部科学省の調査によれば、2023年度に不登校とされた小中学生は34万6482人となり、増加は11年連続、総数は過去最多で30万人を超えました。そうしたなかで、既存の学校にはない学びを追求するフリースクールやオルタナティブスクールといった学校が広がりつつあります。前屋毅さん著『学校が合わない子どもたち』(青春出版社)から、こうしたスクールが“普通の学校”と何が違うのか、抜粋して紹介します。
