吉川祐介
「私道につき立入禁止」は本当に効力がある?3坪の私道を買って見えた意外な真実
住宅街を歩いていると、「私道につき立入禁止」の看板をよく見かける。だが実は、私道の権利態様は、かなり曖昧だ。栃木県那須塩原市の分譲地で、わずか3坪の私道部分だけを1万円で買ってみた筆者によれば、登記制度の不整合や住民間の暗黙のルールがあるという。「所有権の拡大解釈」が横行する、私道の実態に迫る。※本稿は、吉川祐介『バブルリゾートの現在地 区分所有という迷宮』(角川新書)の一部を抜粋・編集したものです。

こんなものは売ってはならない…どう考えてもモメる、リゾート地の「区分所有型ホテル」の構造的な欠陥とは
バブル期のリゾート地では、「区分所有型ホテル」がさかんに建設された。客室の区分所有権を取得したオーナーが、そのホテルの運営事業者と部屋の賃貸契約を結び、月々の賃料を受け取るシステムである。たとえホテルの経営が不調になったとしても、「不動産の所有権」を持つことでリスクをカバーできる……そんな投資商品の「現在地」を追った。※本稿は、吉川祐介『バブルリゾートの現在地 区分所有という迷宮』(角川新書)の一部を抜粋・編集したものです。

売れない、住めない、直せない…バブル期にうっかりリゾートマンションを買った人の厳しい現実
バブル期に日本各地でリゾートマンションの建設ラッシュが起こったが、末路は悲惨だ。その多くは所謂「負動産」と化し、もはや売ることも壊すこともできなくなった。どうすることもできないコンクリートの塊を見上げて、購入者たちはいま何を思うのか?※本稿は、吉川祐介『バブルリゾートの現在地 区分所有という迷宮』(角川新書)の一部を抜粋・編集したものです。
