長谷川雄之 防衛省防衛研究所地域研究部主任研究官 はせがわ・たけゆき/防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室主任研究官。上智大学外国語学部ロシア語学科卒。東北大学大学院文学研究科歴史科学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。専門は現代ロシア政治・外交。著書に『ロシア大統領権力の制度分析』(慶應義塾大学出版会、2025年)。 プーチン氏「停戦ハードル」高いまま、ウクライナ・ロシア直接協議の代表団メンバーで見えた“意図” 長谷川雄之 ウクライナとロシアの停戦和平の第2回直接協議では追加の捕虜交換や遺体の返還で合意したものの、停戦への道筋はいまだ見えてこない。プーチン大統領は直後のトランプ大統領との電話会談でロシア軍基地への攻撃などに対するウクライナへの報復を示唆し、改めて強硬な姿勢を示した。トランプ大統領主導のウクライナ戦争の停戦は頓挫しかねない状況だ。 2025年6月21日 5:20