小林武彦 理学博士、東京大学定量生命科学研究所教授 1963年生まれ、神奈川県出身。九州大学大学院修了(理学博士)。基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、現在、東京大学定量生命科学研究所教授(生命動態研究センター ゲノム再生研究分野)。日本遺伝学会会長、生物科学学会連合の代表などを歴任。日本学術会議会員(基礎生物学委員会委員長)。ゲノムの再生による生命の連続性維持機構を解き明かすべく日夜研究に励む。著書に、『生物はなぜ死ぬのか』(講談社)、『なぜヒトだけが老いるのか』(講談社)、『寿命はなぜ決まっているのか』(岩波書店)、『DNAの98%は謎』(講談社)などがある。 なぜ幸せになれないのか?あなたをどんどん不幸にする「中毒」の正体 小林武彦 快適な暮らし、美味しい食事、豊かな収入。それでも人は幸福を実感できない生き物だ。遺伝子レベルで刻まれた「ある本能」が、私たちを苦しめているからだ。幸せなのに満たされない原因とは?※本稿は、小林武彦『なぜヒトだけが幸せになれないのか』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。 2025年8月20日 7:00