樋口可奈子
肩書でもお金でもない…ずっと仕事が途切れない人の“決定的な特徴”
作家で社会的金融教育家である田内学さんの新著『お金の不安という幻想』(朝日新聞出版)は、お金の不安を個人の責任に矮小化してきた社会の構造を問い直す一冊だ。前編に続き、インタビュー後編では「つながり」や「支え合い」が持つ経済的・社会的な意味を掘り下げる。「信頼こそが社会を動かす本当の資本」だと語る田内さんに、これからの時代を生きるための指針を聞いた。

「お金の不安」につけこまれる人の“たった1つの特徴”
株価が史上最高値を更新し、景気回復が叫ばれる一方で、生活実感との乖離は広がっている。作家で社会的金融教育家である田内学さんの新著『お金の不安という幻想』(朝日新聞出版)は、「お金の不安は自己責任」という思い込みを問い直し、社会構造の変化を見据える。「豊かさ」の定義が揺らぐ今、他人のモノサシではなく、自分の軸で生きるために必要な視点とは?
