平野雄吾 共同通信外信部記者 1981年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。共同通信外信部記者として、前橋、神戸、福島、仙台の各支社局、カイロ支局、特別報道室、外信部を経て、2020年8月から2024年7月までエルサレム支局長。「入管収容施設の実態を明らかにする一連の報道」で2019年平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。初の単著『ルポ入管』(筑摩書房)で城山三郎賞など受賞多数。その他の共著に、『労働再審2』(大月書店)、『東日本大震災復興への道』(クリエイツかもがわ)などがある。 ハマスへの苛烈な報復はなぜ止まらないのか?長引く戦争の裏にある、イスラエルの過去のツケとは 平野雄吾 2023年10月7日、イスラエル南部に向けてハマスが大規模攻撃を仕掛け、イスラエルは報復としてガザ地区への空爆を開始した。激しい戦闘の末2025年10月10日に一時的な停戦が成立したものの、イスラエルはその後も理由をつけて武力行使を繰り返している。国際社会の批判が高まるなか、それでもハマスへの攻撃の手を緩めないのはなぜか。その背景には、かつてイスラエルが犯した過ちが関係していた。 2025年11月28日 7:30