村上康聡
検事が病室で嗚咽した「人生で唯一の死刑事件」息子のために朝食をつくり続けた母の「沈黙」に胸が詰まる
凄惨な事件の被害者と向き合うとき、検事には「法律家」である前にひとりの人間に戻ってしまう瞬間がある。地下鉄駅員銃撃事件の被害者と初めて対面したとき、元検事の村上康聡氏は、言葉を発することさえできなかったという。無言で横たわる被害者の存在が、彼の心に根源的な問いを突きつける。※本稿は、弁護士の村上康聡『検事の本音』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

こりゃストレスもたまるわ!検事が苦しむ「気の遠くなる過酷な作業」とは?「取調べは苦ではないが…」
検事という職業は、世間が想像する以上に苛烈な重圧を伴う。取調べが終わっても仕事は終わらず、机へ戻った瞬間から、調書作成や決裁のための膨大な作業がはじまる。書類の山と時間の逼迫、上司の判断というさまざまなプレッシャー。元検事の村上康聡氏が、検事がその裏側で静かに抱え込むストレスの源を語る。※本稿は、弁護士の村上康聡『検事の本音』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
