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松村一志
「正しい陰謀論」と「間違った陰謀論」の違い
地球温暖化は本当に人間が引き起こしているのか――。その疑念を世界中に広げたのが、「データ捏造の証拠が見つかった」という衝撃的な主張だった。きっかけは、イギリスの大学から流出した1通のメール。しかし、その後の調査では不正は確認されなかったにもかかわらず、専門家への不信と陰謀論は広がり続けた。なぜ人は専門家の説明より「疑惑」を信じてしまうのか。社会学者が、科学否定論が拡散する構造を読み解く。※本稿は、社会学者の松村一志『科学否定論はなぜ人をひきつけるのか』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

喫煙の有害性をごまかせ!タバコ業界が仕掛けた「巧妙すぎる情報操作」
喫煙が健康に悪い――いまでは常識となったこの認識も、かつては「まだ結論は出ていない」と人々に信じ込ませる巧妙な情報戦が繰り広げられていた。タバコ業界はなぜ、「有害性は未確定」という空気を生み出せたのか。その広報戦略は、現代にも通じる「科学否定論」の典型例だった。社会学者が、その巧妙な仕組みを読み解く。※本稿は、松村一志『科学否定論はなぜ人をひきつけるのか』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

「地球は平面」本気で信じる人が考えていること
「地球は丸い」と聞けば、疑う余地などないと思うだろう。だが近年、「地球は平面だ」「あらゆるワクチンは危険だ」「気候変動は嘘だ」といった科学の通説を否定する考え方が、世界中で広がりを見せている。なぜ人は専門家よりも「自分が納得できる証拠」を信じるのか。科学否定論が人を引きつける意外なメカニズムを、社会学者が解説する。※本稿は、松村一志『科学否定論はなぜ人をひきつけるのか』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。
