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田中郁也

公益財団法人日本漢字能力検定協会漢字文化研究所主任研究員

1980年兵庫県神戸市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は中国古典辞書、漢字学。主な論文に「朝鮮本『龍龕手鑑』の増補資料」(『字典・詞典の研究』、勉誠出版、2026年)、「真空『篇韻貫珠集』の部首検索法 附論:『字彙』『正字通』の部首検索の工夫」(『日本漢字学会報』6号、2024年)、「宋本『玉篇』内部構造の分析」(『日本漢字学会報』4号、2022年)、「『声類』・『韻集』の五音分類について」(『漢字文化研究』3号、2013年、第7回漢検漢字文化研究奨励賞優秀賞受賞)などがある。

中国は邪馬台国や卑弥呼を馬鹿にしていた?「邪」「卑」が選ばれた意外な理由
公益財団法人日本漢字能力検定協会,田中郁也
「邪馬台国」や「卑弥呼」と聞いて、「なぜ『邪』『卑』のような、悪い意味を持つ漢字が使われているのか」と疑問に思ったことはないだろうか。歴史好きの間では、中国が日本を見下し、あえてこうした漢字を選んだという説がたびたび語られてきた。ところが、古代中国の発音辞典『広韻』を手がかりに音訳に使われた漢字を調べてみると、意外な事実が見えてくる。「邪」や「卑」は、日本を侮辱するために選ばれたのではなく、音を表すために選ばれた可能性が高いというのだ。いったい、どういうことなのか。※本稿は、日本漢字能力検定協会編『漢字の大疑問 いつも使っているのに意外と知らない言葉の世界』(マガジンハウス)の田中郁也執筆部分を抜粋・編集したものです。
中国は邪馬台国や卑弥呼を馬鹿にしていた?「邪」「卑」が選ばれた意外な理由
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