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『うつ』のち、晴れ 鬱からの再生ストーリー

「働きマン」が危ない!
仕事と「一体化」する30代たち

~ 専門家は語る(御茶ノ水医院 院長 市川光洋氏)【前編】 ~

西川敦子 [フリーライター]
【第7回】

 日本テレビで放映中のドラマ「働きマン」が話題だ。

 ドラマを観ていない人のために説明すると、ヒロインの松方弘子(28歳)はバリバリの週刊誌編集者。仕事となると男性ホルモンが脳内を満たし、夜討ち朝駆けで取材をこなす、文字通りの「働きマン」である。おかげで、彼氏とのデートはおろそかにならざるを得ず、女の幸せはつかみそこねているのだが……。

 それでも、「よくやった、スクープだ!お前の記事で巻頭8ページぶち抜くぞ!」という編集長の一声で、今度は脳内快感ホルモンが一気に吹き出てしまう。そして、嬉々として次の企画に取り組んでしまうのだ。

 しかし、こんな松方も三十路に突入すれば、うつにかかる恐れがある。

 「少し前まで、うつは中年期から初老期の病気とされていた。ところが90年代の後半から若い人が増え始め、今では完全に30代が主流となっています」こう指摘するのは、精神科医の御茶ノ水医院・市川光洋院長だ。

 30代のうつにはいくつかのタイプがあるが、そのひとつが「仕事一体型うつ」。仕事に自らのアイデンティティを見出している、ちょうど松方のようなタイプがかかるうつのことだ。

 もちろん、30代うつの中でも、最近は「現代型うつ」とか「未熟型うつ」といって、一般的なうつとは少々異なるうつもある。これは、「職場ではうつの症状が出るものの、自宅や趣味の世界では別人のように元気になってしまう」というもので、職場に適応できない人に多く見られる。「仕事一体型うつ」はそれとは違い、従来のうつと同様、場所を選ばず症状が現れる。

 なぜ今、30代の「仕事一体型うつ」が増えているのか――。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


『うつ』のち、晴れ 鬱からの再生ストーリー

うつをきっかけに、生き方や働き方を見つめ直した人々にフォーカス!うつに負けない、うつを乗り越えるための知恵と活力を探っていく。

「『うつ』のち、晴れ 鬱からの再生ストーリー」

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