なぜ一流のリーダーには“苦手な人”がいないのか仕事をしていると苦手な人にも出会います。しかしそんな人とも上手く付き合えるのが一流のリーダーなのです

 「会社にいくのが億劫だ」
 「上司と顔を合わせると思うと気が滅入ってくる」
 「苦手な取引先な人との会議があるので気が重い」

 朝、会社に行くまでの道のりで、そんなことを思っていませんか?

 仕事をしていると、いろいろな人たちと出会います。相性のあう人もいればそうでない人もいます。人間は感情をもつ生き物ですから、「相性」のあう、あわないはあって当然なのですが、相性のあわない人と四六時中顔をあわせていると、気が重くなってくるものです。

 朝から「あぁ、いやだなぁ」と思うだけで、仕事へのモチベーションが下がってしまいます。

 あなたも、他人の感情に振り回されてばかりいませんか?

 一流のリーダーは、感情を乱されることなくどんな人とも話をすることができる達人です。そこには、誰とでもうまくいく「処世術」があります。

 一流のリーダーの職場での処世術とは、どんなものなのでしょうか?

一流のリーダーの人付き合いの秘訣
「会社は動物園だ」と思い込む

 こんなエピソードがあります。

 私が秘書として働いていた時、無理難題を言ってくる人と仕事をして落ちこんでいたことがあります。そのときに、上司である役員(以下、A氏)からこんなアドバイスをもらいました。

私:「Aさんは、世界中の人たちと仕事をしながら、人付き合いも楽しんでいらっしゃいますね。何か秘訣はあるのでしょうか?」

A氏:「あぁ、会社は動物園だと思っていることかな」

私:「会社は動物園!?」