秋の観光シーズンまっただ中。旅行を楽しみにしている方も多いだろう。だが、ここ数年、都市部や有名観光地は慢性的に宿泊施設が不足をしており、トップシーズンともなれば、予約をとるのも一苦労である。

泣く泣くキャンセル料を支払い、予約を取り消さずとも、自分の予約をネット上で売買できるサイトが登場した(写真はイメージです)

 運良く希望の宿に予約できたとしても、突然のキャンセルを余儀なくされる事態も起こりうる。事故や病気、仕事のトラブルなど、涙をのんで予約を取り消した、という苦い経験をお持ちの方もいるはず。

 となると、頭が痛いのがキャンセル料だ。宿泊施設のキャンセル料は各施設が独自に決めている。通常は、前日で宿泊料の50%、当日は80%、連絡なしの不泊は100%、というのが相場のようだ。旅行に行けず、その上にキャンセル料を払うのは、痛い出費である。

 そんな事態を少しでも解決しようと、この9月に新しいサービスが登場した。その名も「Cansell」というサイトだ。これはホテルや旅館の「予約を売り買いする」サービスである。まず、売りたい予約をサイトに出品申請をする。すぐにスタッフが出品内容を確認し、簡単な審査を行う。この間は最短で1時間。OKが出れば、サイトに掲載して売りに出すことができる。

 出品は無料。売買成立時に手数料が引かれるという仕組みになっている。不正な売買を防ぐために、予約時より高い価格での販売は禁止されている。出品者と購入者が直接やりとりをしないので、面倒な連絡作業も不要。売買成立時には、スタッフが宿泊者の名義変更作業を行う。というわけで、忙しいビジネスパーソンでも簡単に出品できるとあって、好調なスタートを切っている。