「一生に一度」も「一生に何度」も
買い物に違いはない!
だが、不動産業界の人たちはこんなことを言って、絶対に反論してくるはずだ。
「不動産は一生に一度の買い物。少しでも高級感を味わいたいという購入者の気持ちをくすぐるための手法」なのだと。
しかし、世の中そんなコピーでひかれる金持ちはひと握りじゃないのか?
多くの人にとって不動産というのは、必死こいて35年近くのローンを組んで買う買い物。
高級感があったとしても買ってもらえないというのでは意味がない。
もっとリアルな目線で勝負をするのが普通だ。
実際に、社長クラスの私でも、このマンションポエムに心は動かされなかった(笑)。
それこそ、田園調布がステータスのバブル時代であれば、こんなマンションポエムでもバンバン売れたのだろう。
しかし時代は変わった。
家を買う世帯の多くは共働きとなっているし、家を買うときに見る点の大きなものとして、駅までの距離という極めて現実的な指標を重視している人が増えている。
駅からは20分ぐらい歩かないといけないけれど旦那さんが我慢すれば、という時代は終わり、共働きの夫婦が通勤の利便性を考え、東京だと豊洲のマンションがバンバン売れていく時代。
女性も自分が我慢してまで家を買おうとは思わないのだ(笑)。
ポエムではなく、実利を出さなければすぐにLPを閉じられてしまう。
資料請求をさせたいのであれば、まずやるべきことは、そのマンションのメリットをビシッと一発で書くことだ。
駅から近いことであれば、「駅から○分」をTOPに書くべきだし、小学校などの学区が売りとなるなら「○◯学区アドレス」というのを謳うべきだ。
タワーマンションということを誇りたいなら「○階建のタワーマンション」とデカデカと書く。
そういう長所を徹底的にアピールするのが当たり前。
「それは〇〇が出した答え」
というちんぷんかんぷんなメインコピー。これでは多くの魚を逃している。