2016年9月14日、J.D. パワーは、国内で2回目となる「2016年日本新車購入意向者調査(New Vehicle Intender Study:略称 NVIS)」を発表しました。今後1年以内に新車を購入予定の消費者の中では、最初から1つのブランドに絞って検討する人は少数派で、1人あたり平均2.5ブランドの車を検討していることがわかりました。
好きなブランドトップ3は日本車
輸入車はトップ10に4ブランドがランクイン
車を選ぶ際に、もっとも重視したいポイントは何ですか?
答えは人それぞれで、「走り」と答える人がいれば「見た目」と答える人もいるでしょう。経済性や車内の居住性などを重視する人もいます。
特に最近はハイテク装備を搭載した車が増えているため、運転サポート機能などに注目する人も多いかもしれません。
では、これから車を買う予定の人たちは、どんなブランドの、どんな点を重視しているのでしょうか。
その点を調査しているのが、当社の「日本新車購入意向者調査(New Vehicle Intender Study:略称 NVIS)」です。
調査は、今後1年以内に新車の購入を検討している日本国内の消費者1万人を対象にインターネットで実施しました。2016年の調査では、複数のブランドを検討中の人が55%、1人当たりでは平均2.5ブランドを検討していることがわかりました。
車選びの出発点にもなる「好きなブランド」については、2015年の調査に続きトヨタが1位となり、トップ3はいずれも日本車勢。トップ10の顔ぶれは、多少の順位の入れ替えはあったものの、前回から大きな変化は見られませんでした。
輸入車勢も4ブランドがトップ10に入り、安定して人気があります。ただ、実車の販売台数はそれほど多くありません。このことから、人気の背景には、輸入車への憧れや、いつか乗ってみたいといった気持ちがあると分析できます。