「企業の強み・思い」と「生活者の本音」を重ねていくと、そこには必ず「答え」があります。いい商品・サービスをつくれば必ず売れるわけではありません。たった1つの図を使って、問題を解決する力を身につけていきましょう。新刊『問題解決ドリル 世界一シンプルな思考トレーニング』より、明太子のケースを紹介します。
本連載は、Q&A方式で展開します。1ページ目:質問、ヒント、2ページ目:答え、重ねる技術、企業の強み・思い、生活者の本音、重なりの発見の解説を順に掲載。
「企業の強み・思い」――自社では気づいていない独自性やポテンシャルを発見しましょう。また、社内の常識が邪魔をしてやりたいことができていない本来の思いを再発見することが大切です。
「生活者の本音」――生活者は言葉にしていないだけで、実はまだ満たされていない欲求があります。その不安や不満を発見しましょう。
上記をたよりに、質問からそれぞれを考えてみてください。2つを重ねていくことで、答えが導かれます。求められる答えは、2ページ目冒頭の画像をクリックすれば表示され、問題解決のポイントをあわせて読むと、より理解が深まります。
質問
2013年にユネスコの無形文化遺産にも登録され、世界でもブームとなっている「和食」。味はもちろん、その健康機能への注目が集まり、話題を呼んでいます。
各国に展開する日本食レストランもさまざまな工夫を凝らし、日本の食文化を現地に伝えていますが、生魚など日本特有の食べ方に馴染みのない国も多く、理解してもらうことに苦労するレストランも多いようです。
そんななか、アメリカで、「気持ちが悪い」と敬遠されていた明太子を人気メニューへと変身させたオーナーがいます。さて、いったいどのように解決したのでしょうか。
ヒント
見た目が嫌いなのか?味が嫌いなのか?