一昨日は関東でも初雪が舞い散り、真冬の寒さがやって来て、今年も残り1ヵ月ちょっとなんだと肌身で感じますね。実家帰省組の皆さんはそろそろ新幹線や飛行機のチケットを押さえた頃でしょうか?母親に早く初孫の顔を見せたい、懐かしい母親の手料理を食べたい、仕事も家庭もつらいことばかりなので慰めてもらいたいと実家へ「癒し」を求めに行く人は要注意です。
(夫の)母親のせいで妻が夫をマザコン扱いし、仲の良さにドン引きした結果、夫婦の間に亀裂が走ることは決して珍しくありません。例えば、息子可愛さに勇み足で夫婦喧嘩の仲裁にしゃしゃり出たり、「嫁に好かれている」と勘違してお節介を焼いたり、息子に頼まれると断れず「こづかい」を渡したり…。
しかも、本人には何の悪気もなく、息子のために「良かれ」と思って介入してくるのです。「誰のせいで話がぐちゃぐちゃになったのか」全く自覚がないので非常に厄介です。今回は夫婦が巻き込まれたトラブルのうち、「母親が主役」のムスコン母の相談実例に絞りましょう。具体的には息子の尻を拭きたがる母親、「嫁に好かれている」という勘違いする母親、「子離れ」できず、「表の顔と裏の顔」を使い分けるムスコン母親3人を紹介します。
夫が夫婦喧嘩の詳細を母親に報告
喧嘩日記をつけていた義母
どんな夫婦でも大なり小なり不満を抱えており、うっかり心の声を口にしてしまうと夫婦喧嘩に発展します。藤田新一さん(42歳)も「口は災いの元」だと痛感している1人です。新一さんと妻は結婚2年目ですが、些細なことで言い合いになっても、今までのらりくらりとやり過ごし、離婚せずに結婚生活を続けてきたのは(新一さんの)母親の存在があったからです。
新一さんにとって母親は最大の理解者であり協力者。例えば、妻との喧嘩でイライラ、ムカムカ、モヤモヤする気持ちを母親にぶつけ、妻からどんな悪口を浴びせられたのかを母親に聞いてもらい、そして「新ちゃんは優しいから」と母親に慰めてもらっていました。