株式投資を始めてはみたものの「なかなか勝てるようにならない…」「ずっと塩漬けにしたまま…」「手元資金が減っていくばかり……」という個人投資家は少なくない。本連載では、PR会社社長をやりながら、株式投資家としても成果を上げている上岡正明氏が、最新刊『うねりチャート底値買い投資術』(ダイヤモンド社、12月16日発売)の内容をもとに、勝てる投資家になるための考え方や具体的な方法について紹介します。

株の上級者も実践で取り入れている勝ちやすい技法

 うねりチャートを活用した投資法は、ここまで紹介してきた理由からもわかるとおり、早期の基礎技術の習得に適しています。

 もっとも、基礎の訓練に適しているからといって、儲からない手法では意味がありません。

 この投資法のよいところは、それが株の上級者ほど実践で取り入れている、非常に勝ちやすい技法であるということです。

 実際、私はこの投資法で、わずか5年で1億円の資産を手に入れています。

なぜ、下層のボックス相場圏にある銘柄を選ぶのか?

 うねりチャート底値買いの具体的な技法そのものは、それほど難しくありません。むしろ、とてもシンプルで、理解しやすい方法だといえます。

 やり方としては、まずはボックス相場で、「うねり」となっている銘柄を探します。そのとき、なるべく下層のボックス相場圏に放置された銘柄を選ぶようにしてください。

 なぜ、下層のステージにあるものを選ぶのかは、もうおわかりですよね。

 下がっても精神的な負担が少ない。上昇率が高い。以上の2つが、その理由です。