日々の相場を見ていると、需給はすべてに優先することがよくわかります。相場がオーバーシュートするくらい底値を叩き売るのは、いつも買い方の投げ売りですし、驚くほどの高値を買いにいくのは、踏み上げられた売り方の買い戻し(空売りした投資家が、株価上昇に耐えられず、損切りの反対売買をすること)によるものです。
低位株で大きく取っていくためには、3回程度に分けて売ることです。株価の上昇過程でどのように売却していくかは、たいへん悩ましい問題ですが、低位株の場合はいったん上昇に転じると、5割高程度は当たり前ですから、早めに手離さないようにグリップ力を高めておくのがいいと思います。
過去10年の月足チャートを見て、値動きの幅や毎年の安値と高値くらいは頭に入れておくべきです。