株式投資を始めてはみたものの「なかなか勝てるようにならない…」「ずっと塩漬けにしたまま…」「手元資金が減っていくばかり……」という個人投資家は少なくない。本連載では、PR会社社長をやりながら、株式投資家としても成果を上げている上岡正明氏が、最新刊『うねりチャート底値買い投資術』(ダイヤモンド社、12月16日発売)の内容をもとに、勝てる投資家になるための考え方や具体的な方法について紹介します。

手元の資金を2分割、3分割、4分割して使う

 株式投資の自己資金として、あなたが90万円を持っているとします。

 そして、うねりの底値圏にありそうなチャートの銘柄を見つけたとします。しかも、それが90万円以内で買える銘柄だとしましょう。

 ここで、ほとんどの投資家は、「よし、一発で当てるぞ!」とばかりに買い出動してしまいます。

 つまり、欲が先行して手持ちの90万円をめいっぱい使って株を買うという行為をしてしまうのです。

 これをやってはいけないことは、すでに説明しました。

 では、どうすればいいのかといえば、手元の資金を2分割、3分割して株を買うようにする、ということです。

 したがって、銘柄の価格にもよりますが、かりに3分割の場合には、資金の3分の1の30万円で買える株を買うのです。