アルファ碁、たった1年2ヵ月で人智を越える神となる
この年末年始、またもや囲碁界に激震が走りました。
Googleのアルファ碁が、囲碁界の最強棋士のひとりイ・セドル九段を破ったのが昨年の3月のこと。それから9ヵ月、アルファ碁はさらなる進化を遂げ、囲碁界に降臨したのです。
・2016年12月29日~30日、囲碁サイト「東洋囲碁」で30戦
・2017年1月1日~4日、同「野狐囲碁」で30戦
「Master」というハンドルネームで登場したその正体不明の棋士(?)は、井山裕太六冠を含む日中韓のあらゆる強豪を打ち倒し、なんと60戦無敗で去って行きました。多くのプロ棋士たちが「Master」を、人智を越えた存在と評しました。1月5日、Googleは「Masterはアルファ碁の進化形である」「テストは終わった」と公表しました。
新生アルファ碁の凄さはその圧倒的強さ(だけ)でなく、その「進化スピード」と「打ち手の独創性」にあります。