「あまりに物覚えが悪い!」…って、あなた自身の1年目はどうでしたか?
 「叱ると凹むので叱れない」…って、あなた自身の1年目はどうでしたか?
 「根性がなさ過ぎる!」…って、あなた自身の1年目はどうでしたか?

 年次が上がってくると、実力のある相手と、レベルの高い仕事をすることが増えていきます。自分自身も力がついてくるので、打てば響くようないい仕事が増えるのは自然です。

 で、その感覚で若手と相対すると、ギャップがあって、ついついイライラすることも多い。振り返ってみると、私にも経験があります。

 でも、あなた自身の1年目は、2年目は、どうだったでしょうか。

「日常業務で成長した部分をフィードバックする」、「まずは労い、プロセスの中で良かった点をほめ、その後に改善点を伝える」、「目標をストレッチした上で成功や失敗の原因を本人に考えさせ、客観的に評価すること」などの指導的アクションの大前提として、まず若手に関心を持つ必要があるかもしれません。

若手が育つような
育成する風土を醸成する努力

 ところで、「マネジャーにとって若手の成長を支援することは、言うまでもなく重要な役割の一つです」と前に書きました。遡ると第23回でも「育てるという言い方をやめないか?」とも書きました。

 人材育成という言葉は定着していますし、私も人材開発編集部という部署に所属しています。

 でも、育てるということばに潜む驕りというか上から目線が自分でも気になりますし、若手もそれを感じるかもしれません。