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ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える

社員の生産性を”爆発的”に向上させるテクノロジーとは?

安間 裕 [アバナード株式会社 代表取締役]
【第25回】 2017年2月17日
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 「非常に重要なミスを発見した場面」では、「“おおごと”になる前に自分で可能な限りの対応を試み、影響を最小限にとどめる努力をする」から「すぐに上司に報告し、自身で可能な対応と組織としてとるべき対応を提案し助言を求める」といったことまで、比較的子細に定義され、「どのような対応ができる人か」を評価していきます。

 優秀な社員が取っている行動をモデルに、それに沿った行動ができる人に高い評価をするというものです。

 今ではそれを更に詳細化し、「成功する人の行動パターン」を機械に学習させ、場面に応じたアドバイスをさせることも可能になっています。

 以前、札幌市のデジタルによる「雪対策」の支援の検討をさせて戴いたことがあります。その際に深刻だったのは、「雪下ろしのエキスパートの高齢化」です。

 熟練のエキスパートは、頭は元気、でも、体が付いていかない、そういった方々の経験をどのように次の世代に残すか、そこにデジタルの価値があるかもしれない、と言った議論でした。

 金融機関などでも、「めったに来ない複雑な相談」は若い方々には経験の機会が少なく、他方で、経験豊かな方々は高齢化を迎えているといった悩みをよく耳にします。

 経験豊かな方々の経験や知識を機械に学習させ、「アドバイス」とそれをもとにした若い方々の「実践」の積み重ねが、従業員の成長に繋がるのではと思います。

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安間 裕
[アバナード株式会社 代表取締役]

団体系保険会社、外資系商社を経て、1998年にアクセンチュアに入社。その後外資系広告代理店を経て2001年に再度アクセンチュアに入社、アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズの設立に携わり2002年8月に同社代表取締役社長に就任。2009年アクセンチュア執行役員アウトソーシング本部長、2010年執行役員ビジネスプロセス・アウトソーシング統括本部長を歴任。副社長としてフューチャーアーキテクトの経営に携わった後、2014年4月にアバナードに入社。1982年明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒。1959年生まれ。

ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える

IT業界のフロントランナーである筆者が、日本企業の経営やビジネスの最前線で働く人々に向けておくる連載第2弾。昨今のITで起きていることを、いわゆる「Buzz Word(はやり言葉)」としてではなくビジネスの言葉で解説。客観的データを基にした冷静な分析で、今日から仕事への意識を変えられるヒントを提供する。

「ヒントはここにあった!先端ITで日本企業の未来を変える」

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