ソフトバンクの「失敗を失敗にしない方法」とは?
失敗を「学習のプロセス」に変えるポイントは3つです。
(1)前もって失敗する可能性を上司に伝えておく
(2)失敗しても成功するプランを示す
(3)すべて同時に実行する
この3つを押さえれば、ソフトバンク以外の会社でも、失敗は学習のプロセスとして認識されます。
失敗が失敗になってしまうのは、成功するかどうかわからないことを、まるで絶対に成功するかのように伝えているからです。
次に何が起こるかわからない今の時代には、実際にやってみなければうまくいくかどうかわからないことだらけです。
だから、事前に失敗の可能性を明らかにしたうえで、「失敗することで学びが増え、成功に近づけるのだ」という事実を関係者に理解してもらう必要があるのです。
「失敗するかもしれないから、チャレンジしない」というのは、「私たちは成長するのを諦めました」と言っているようなもの。リスクをどれだけ許容できるかが、個人や企業が成長するためのカギなのです。
だったら、失敗することを前提に仕事を進めていくしかありません。
多くの人は失敗を恐れます。それは、失敗を失敗としか考えていないからです。でも、失敗を成功へのプロセスの1つと思えるようになれば、失敗は怖くなくなります。
このプロセスを何度か繰り返せば、いつしか失敗が失敗ではないということにも気づいてきます。