家事代行サービスの導入で負担を減らす
介護保険で家事支援サービスを受けていても、なんでもやってもらえるわけではありません。
ヘルパーは家政婦ではないため、たとえば、家族の食事は作ってもらえませんし、ペットや植木の世話、来客の対応などもお願いできません。
介護は、トイレや入浴介助のイメージが強くありますが、日常的な掃除や洗濯、ゴミ出しなども、高齢者にはだんだん負担になってきます。
介護者にとっては、時間のない中で家事の負担までのしかかってくるのです。
そんな時に便利なのが「家事代行サービス」です。
最近は、子育てと仕事を両立するために利用する家庭も増えています。
業者は多数あり、提供メニューも豊富。週1回2時間といった定期利用のほか、必要なときだけのスポット利用も可能です。
●ポイント
高齢者向けの「配食サービス」を提供している会社はたくさんあります。
ごはんの有無が選べたり、減塩やカロリーに配慮した献立を用意していたり、配食の回数や内容も希望することができます。
1食あたり数百円程度かかりますが、買い物や調理の手間がかからず、片付けも簡単で食材の無駄もありません。
また、日常の家事については、民間の「家事代行サービス」を利用するのもいいでしょう。
手間のかかる水回りの掃除を頼んだり、布団干しや買い物、食器洗いなど家事全般について依頼したりできます。