「気が利く人」のように対応したいですね。そこでこんなふうに言ってみては、いかがでしょうか。

「美味くお酒をいただきたいのですが、残念ながらお酒音痴でして、皆さんにお酒を楽しんでいただければと思います。ですから、少量で結構です。ありがとうございます」

「美味しいお酒に巡り会えて光栄です。でも、私はお酒が苦手でして……、〇〇さんの感想をぜひ伺いたいです。お願いできますか?」

「美味しいお酒に酔ってみたいと思う気持ちはありますが、あいにく今日は体調が悪いので、遠慮させていただけますか。お心遣いありがとうございます」

 このように「物は言いよう」であり、上手く伝えることで、相手の気分を損ねることなく、気持ち良くお酒を飲んでもらうことができます。

万一に備え、
上司や同僚に協力してもらう

一流のリーダーは飲み会や接待の場をこう過ごしている本連載が新刊『なぜ一流のリーダーは東京ー大阪間を飛行機で移動するのか』(本体800円+税)にまとめられ、2016年11月2日に発売されました

 また、万が一、お酒を強く勧められることがある場合を考え、上司や同僚に助け舟を出しておくといいでしょう。

 事前に「もしもお酒を強く勧められた場合は、フォローをお願いしますね」と上司や同僚に伝えておくのです。そして、接待時に、お酒を強く勧める人がいたら、上司に合いの手を打ってもらうのです。

 「実は、○○は、明日の午前中、社内で大事な試験がありまして……」
 「実は、○○は、今週体調が優れないようでして……」

 面白いことに、「実は」と切り出されると人は弱いものです。何か自分にだけ特別なことを教えてもらった気分になるからではないでしょうか。

 今では、フランスのボルドー大学でワインについて学びを深めたり、毎年開催される「ボルドーマラソン」にも参加したりするほどのワイン愛好家になり、お酒への抵抗はなくなりましたが、当時の私はお酒に振り回されないように、必死に努力をしていたのです。

「お酒に飲まれない」ために、日頃から会話力を磨いておくことをオススメします。

 飲み会や接待の場は、一流のリーダーがキラリと目を光らせている場です。「接待マナー」を身につけ、一流のリーダーから「声をかけてもらえる存在」になるためには、どうすればいいのか考えてみてはいかがでしょうか。

(株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長 能町光香)